近年、製薬、医療、食品、飲料、化粧品、半導体などの多くの産業で、『きれいな圧縮空気が必要』とされる時代となり、これに伴い『圧縮空気の品質管理』が重要になっています。
圧縮空気は様々な用途で使用されていますが、中でも『製品に直接的あるいは間接的に触れるユースポイント』では、『高い清浄等級の圧縮空気』が求められています。
実測による『圧縮空気の品質管理』が目的です。
「圧縮機」→「空気槽」→「ドライヤー」→「フィルター」→「配管」→「ユースポイント」→「製品等」
『製品直前のユースポイントで品質チェック』・・・製品に接触する圧縮空気
『フィルター2次側で品質チェック』・・・ライン全体に供給される空気
コンプレッサーには、オイル式とオイルフリーがありますが、オイルフリーであっても、ユースポイントで必ずきれいとは限りません。取入れ空気の汚染、各フィルターの劣化、配管内の汚染、コンプレッサーや周辺機器の経年劣化など様々な要因で品質低下するおそれがあります。
製品の生産設備(混合・かくはん・充填)や製品の圧送など、圧縮空気が直接的に接触するケース
容器の洗浄や乾燥など、製品に直接触れることはないが、間接的には接触するケース
清浄等級の設定については、各項目の清浄等級はJISに規定がありますが、どの等級でどの項目を管理するかは各社の判断となります。また、独自の品質基準を設けて管理されているケースもあります。
現在のところ『圧縮空気の管理』を行う必要はありますが、規格認証機関や各団体から、清浄等級レベルの基準や指針は出ていません。清浄等級設定のポイントは『製品の品質に影響がないように設定』することです。
機械室等に粉じん・有機溶剤があると汚染原因になります。特に有機溶剤はエアーフィルターを通過する恐れがあります。
新設、設備更新時に禁油処理されていない配管を使用すると、オイルによる汚染原因になります。
配管の材質によりサビが発生したり、結露水が滞留し易い場所では微生物汚染の可能性があります。
劣化したフィルターを気づかず使用することで、様々な汚染原因になります。
測定の目的、生産する製品や工程、導入されている設備状況などに応じて、
『清浄等級』『測定項目』『測定方法』『測定頻度』
をご提案しています。
是非、ご相談ください。
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